主催:特定非営利活動法人 信州そまびとクラブ
協力:浅間縄文ミュージアム
※ 現時点では佐久地方の2市6町4村のエリアを対象としますが、今後の活動エリアを限定しているわけではありません。
浅間縄文ミュージアムは、噴煙をあげる浅間山南麓に位置します。縄文文化と浅間の火山と周辺の自然環境をテーマとして取り上げた施設で、地域の縄文文化を現代にもつながるような解説で伝えていく活動をしています。
信州・佐久地方には2,524カ所もの縄文遺跡が発見されており、うち200カ所以上の遺跡が発掘されてきました。縄文文化は森を中心とした文化であると言えます。森からさまざまなものを得つつ、畏敬を抱き生活をしていく。まさに現代に必要とされる自然環境保全の精神に通じます。縄文初期約1万1,500年前、50年間に年平均気温が7℃も上昇する大規模な地球温暖化がありました。日本にとっては標高や緯度が高い所にも快適な居住エリアが広がるプラス要素となりましたが、いずれにしても森との共生の精神は変わらなかったはずです。
一方、NPO信州そまびとクラブは、規模が小さく資金も十分でないために森林組合からも敬遠され引き受け手がない民有林を中心に、森林整備をする杣人(そまびと)=木こり集団です。地球温暖化や環境保全の重要性が世の中で唱えられていますが、実際には、たとえば里山の保全は、そこに暮らす山村地域住民が日々の営みの中で行う山の手入れに支えられています。信州そまびとクラブは、日々地域の森に入り、現在森がどのような状態か、どんな施業がされているか、林業はいま生業としてどうなのか、どんな銘木や巨木、美しい草花、景色、ピクニックサイト、貴重な生態系があるのかなど、さまざまなことを知っています。また、そのような森のことについて一般の方に伝える活動も行っています。
本事業では、これらの縄文遺跡・文化と森に関する情報を位置情報と一緒に『ECOMU 森データベース』に登録更新していきます。そして、この持ち歩くことができる『ECOMU 森マップ』をパソコン上では出力用PDFで、あるいはスマートフォン上ではコンテンツソフト(ハイブリッドECOMU)として提供することで、楽しみながら森を歩いたり、フィールドやミュージアム等での活動プログラムを行いながら、森との共生を感じる機会が増えればと思います。
長野|川上村
日時:2011年 8月27日(土)
料金:3,000円
※(昼食、浅間縄文ミュージアム 入館招待券付)
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